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プロ・ビジネスマンの仕事術

三木 佳光 著

SBN:4-7941-0411-1 A5判/200頁

発行年:1997/4/10 現在庫:有り

 

企業人にも必要なプロとしての心構え/能力を最大限に引き出す仕事の取り組み方

プロ・ビジネスマンの仕事術

¥1,650価格
  • はじめに

    第1章 企業人にも必要なプロとしての心構え
     ◆プロの企業人を目指せ
      企業発展の要はプロのビジネスマンの多寡/絶えざるスキルアップがプロの条件
     ◆会社で働くということ
      目的地も時刻表もない旅/年収分の働きでは会社は存続しない
     ◆タイムマネジメントが仕事を左右する
      心理的な就業時間を短くする/タイムスケジュールで時間をコントロール
     ◆ビジネス世界の常識を身につける
      ルール化された行動習慣と見識のある行動習慣/社会的ルールと仕事の効率的な進め方/行動習慣を形成する原理・原則を知る/まず、仕事上の常識を身につける/ビジネス・マナーは仕事の武器になる/経験によって知るマナーもある
     ◆情報化時代のビジネス・マナー
      多元的な人間を統合化するルール/コミュニケーションを軸とした人間関係/一人のマナーが会社のイメージを左右する
     ◆人を感動させるマナー
      マナーとエチケット/「守→破→離」で自分の型をつくれ/マナーは人格を反映する

    第2章 主体的行為によって仕事の人格化を実現する
     ◆主体的行為者としての"人財"
      「人罪」や「人在」になっていないか/今日的企業が求めるT型人材/事業を形成・遂行できる能力の育成
     ◆良い仕事をするための意識
      会社員は社会的使命を担っている/求められる「公益性」「公共性」「社会性」/組織の維持発展に寄与する意識を強くする/自部門の役割を認識し、分業の意識をもつ/職場の同僚と協働する意識をもつ/モーラルを上限とし、モラルを下限として行動する
     ◆「仕事観」が"仕事の人格化"を形成する
      "最高の自分"を追い求める/仕事の人格化をもたらす三つのキーワード

    第3章 能力を最大限に引き出す仕事の取り組み方
     ◆事実・データに基づいて行動する
      データのバラツキの見方で仕事の質が変わる/事実を素直に認める姿勢が大切/三現主義を妨害する四つの敵
     ◆仕事を見えるように客観化する
      文書効率化を達成する四原則/文書の保管は探しやすさを考えて
     ◆データ・情報・素晴らしい発想をメモする
      関心度の強さで情報の質が変化する/メモは記憶をサポートする/メモをとることでヒラメキを逃さない
     ◆QCDSのバランスを認識する
      仕事の四条件=QCDS/四つの条件はお互いにツケを回す
     ◆余力を生み出し、自分のパワーをより大きくする
      三ム(ムリ・ムダ・ムラ)をなくす/三ムをなくせば余力が生まれる
     ◆マーケット・インの考え方を身につける
      誰が自分のお客様であるかを意識する/マーケット・インを可能にする五つの能力/「自分のお客様は誰か」を問い続ける
     ◆ホウレンソウがチームワークをうまくする
      報告・連絡・相談がチームワークの基本/上司との心のキャッチボールが大切/上司・先輩をタイプ別に分類して対応/指図の受け方、報告の仕方
     ◆補助業務をキラリと光らせる
      自分の能力を伸ばすチャンスと心得る/アシスタント業務は正確さとスピードが大切

    第4章 マネジメントサイクルが仕事の質を高める
     ◆マネジメントのレベルアップ
      現状の「維持」と「改善」の繰り返し/目標・手段・現状の把握が重要/目標は次々と生まれてくるもの
     ◆マネジメントサイクルとスパイラルアップ
      四つのステップ=PDCA/PDCAは仕事の科学的なサイクル/PDCAのサイクルを回す
     ◆計画(Plan)の重要性とその立て方
      プランの重要性/指針と目標を決める/実施方法と手順を決める/繰り返し作業に必須の「標準」
     ◆計画どおり実施する(Do)
     ◆結果でチェック、原因をチェック(Check)
      結果でチェックする/原因をチェックする/チェック・リストに整理
     ◆応急・再発防止対策をとる(Action)
      まず応急対策、そして再発防止対策/異常な現象を取り除く/Pが問題なのか、Dが問題なのか
     ◆マネジメント報告とそのポイント
      PDCAについての報告/マネジメント報告のポイント/マネジメント報告の表現上の留意事項

    第5章 職場標準が仕事をレベルアップさせる
     ◆PDCAからSDCAのサイクルへ
      計画のメリットを活かす/標準そのものを改善していく
     ◆標準化の進め方
      標準がない場合の標準化/スケッチ法のステップ
     ◆職場標準シートによる仕事の理解
      標準は適用範囲によって異なる/前段階として「職場標準シート」の作成を
     ◆職場標準シートの利点と形式
      職場標準シートづくりの利点/職場標準シートの主要四形式
     ◆標準の考え方を業務に活かす
      自分ならどうするかを常に考える/職場標準は個人の標準作りから
     ◆職場標準シート作成上のポイント
      改定されない職場標準はない/作成上のポイント/見やすく他人が活用できる職場標準シートを

    第6章 改善活動が仕事を効率的・効果的・能率的にする
     ◆改善の第一歩は問題意識
      問題意識がないと問題とはならない/「問題」は多種多様
     ◆先入観の粘着性
      「もしか」の仮説/事実は一つ、現実は複数
     ◆セレンディビィティーも問題意識から
      「幸運」も日頃の問題意識があってこそ/「問題の出方」は四タイプ/問題解決能力で人は三つのタイプに
     ◆問題構造を認識する
      ギャップを埋めようとする意思が不可欠/立場や状況で問題が変わる/目標の違いで原因、対策が変わる
     ◆問題感知力を高める
      目標と現状のギャップを把握する/問題と悩みとは別もの/問題は無限に点在する

    第7章 改善への論理的接近と改善の手順
     ◆問題の発見のための「総点検」
      第1のステップ 自分の担当業務の内容・ねらいを整理する/第2のステップ 点検の仕方を決める/第3のステップ 問題点をつかむ/第4のステップ 問題点の重要度・解決難易度・緊急度を記入する/第5のステップ スリアワセを実施する
     ◆問題点の把握から改善活動へ
      身近な問題は自主的に自分たちで改善/他部署に関連するもの、より重要な問題はチームを編成して改善
     ◆改善の基本となるアプローチ
      "経験に基づく勘"による改善/論理的アプローチによる改善
     ◆論理的改善アプローチの手順
      手順1 問題点を決める/手順2 現状を把握する/手順3 解決する/手順4 対策を立てる/手順5 実行して効果を確認する
     ◆グループ改善活動のすすめ
      グループ改善活動を支える職場風土/三?四時間でできるグループ改善活動の手順

    補講 改善とアイデアのための手法
      課題達成型ストーリーと問題解決型ストーリー/層別/特性要因図/グラフ/パレート図/散布図/ヒストグラム/管理図/チェックリスト・チェックシート/文章要約加工法/KJ法A型図解/連関図/系統図/ブレーンストーミング法/特性列挙法/欠点列挙法/希望点列挙法/問題置換法/質問法/機能改善法

  • 【書籍発行時点】三木佳光(みき よしみつ)


    鹿島建設(株)人事部・部長。
    1939年生まれ。
    1958年茨城県立水戸一高卒。
    1964年慶応大学卒、同年、鹿島建設(株)に入社。
    1965年7月から約7年間、経済同友会に出向。この期間に調査役として故木川田一隆代表幹事(東京電力(株)社長)、石川六郎常任幹事・委員長(後に副代表幹事、日商・東商会頭、現・鹿島建設(株)名誉会長)に師事し、都市・地域開発、資源・エネルギー分野の各種提言の起稿ならびに研究部会(経営者大学院)の企画・運営を担当。
    鹿島建設に復職後、原子力室、土木企画部、TQC推進室、営業本部企画部、調査部、人事相談室を経て、現在、人材開発業務を担当する人事部・部長。
    これまでに経団連、経済同友会、日経連、日本経済協議会、エンジニアリング振興協会、高齢者雇用開発協会、健康・生きがい財団、ビューティフルエイジング協会などの委員会活動に参画するとともに、総合的品質管理・建設営業企画・人材育成分野において帝京平成大学、HALL総合学園などでの講義や企業研修の講師などの社外活動歴がある。
    著書に『建設営業の企画と推進』、雑誌掲載の論文など多数。

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