加藤 洋一 著
四六判/184頁
発行年:2003/12/25 現在庫:有り
「職業訓練」(社団法人日本産業訓練協会)「LDノート」(株式会社キャリアクリエイツ)に掲載された24編のエッセイを再編集したもの。第一章 出会いが自分を拓く 第二章 創造性はすぐそこに 第三章 人を育て財と成す 第四章 直球をしなやかに
自分らしく生きるためのキャリア開発
第1章 出会いが自分を拓く
人込みの中のエリート~アメリカ、教育ジグザグ紀行1
丘の上で風に吹かれて/人込みの中のエリート/他人を助ける心意気
旅は道連れ世は情け~アメリカ、教育ジグザグ紀行2
大地よ川よ新しい風よ/旅は道連れ/世は情け
「出会い」が人を育てる
本音の出会い/おのがじし考える/多くの人と交わる/自分の道を行く
熱帯の香りが綾なすもの
忘れていたロマンが甦る場所/新しいスタイル、パワーを磨く場所/トレーナーはロマンを忘れてはならない
昔も今も貫くものは・・・
緊張する新入社員/沈黙する新入社員/負けてはいない新入社員
我が青春のモジリアニ
モンパルナスに漂う人間の気品/飴色の壁、仄赤く照り映える・・・/人生の至福の時
今、ここにきらめく京都
"君は心の妻だから"/京都三つの楽しみ/一期一会
第2章 創造性はすぐそこに
ゆっくリズムの効用
コーヒーをゆっくり飲もう/喫茶店で教えてもらったこと/一杯のコーヒーが出来上がるまで
凡人の創造力
日常の中の創意工夫/創造への私の方法/創造の決め手
美・サイレント
創造性ノート/音のない世界からの発想/自分の居場所からの発想
紫の版画家 棟方志功
洋食屋さんの棟方志功/町の中の自由と芸術/一筋の道
人生の秘密を開く・・・読書遍歴
ドラマと美の世界/ささやかな贅沢/インストラクターとしての読書/自伝、実践記に学ぶ
第3章 人を育て材と成す
紆余曲折の能力開発
長く続けることが・・・/ハングリー精神/研修講師への道/定年と病気の後で・・・
新入社員に求めるもの、教えること
品性を自覚させる/職業倫理を意識させる/読書は人材育成の本命
とことん話し合う研修
研修も偶然からスタートする/人の話をたくさん傾聴しよう/共に考える姿勢を持って/話し方は普通に、雰囲気は真面目に
講師とインストラクター
情熱を伝えよう/講師(講義をする人)とは
/インストラクター(研修の司会者)とは/指導者自身の能力向上策
この世で最も異質な人の管理
男は「組織」、女は「本音」・・・/この本とMTPのどちらの価値が高いだろうか
管理者研修のスタンダード
山と海とマネジメント/管理者教育のABC/常に変らないもの
第4章 直球をしなやかに
若者とのコミュニケーション
コミュニケーションの障害物/現代の若者気質/若者と中高年のギャップ/直截簡明なコミュニケーション
自立する若者たちのために
三つの宝石/誰かの役に立つ/共感される課題
直球勝負のマネジメント
マネジメントの香り/マネジメントの味覚/ストレートを投げる
変らないものへの憧れ~温故知新~
迷った時には基本に帰れ/古人の求めたるところをもとめよ/身を乗り出す姿勢
手探りの選択
コーヒーの選択/ビジネスマンの道程/ゴールへの選択
葛藤にまみれてもしなやかに~自己実現~
『トカトントン』の音が聞こえる/『欲望という名の電車』に乗って/問うなかれ『誰がために鐘は鳴る』と/葛藤にまみれてもしなやかに【書籍発行時点】:加藤洋一(かとう よういち)
東電不動産管理株式会社 総務部部長(研修担当)。
1942年東京生まれ。
1960年東京電力入社。社内留学制度で東電学園専門部へ2年間留学。
1979年能力開発部能力開発課副長。
1984年7月より2年間、社団法人日本産業訓練協会派遣(MTPインストラクター資格取得)。
1986年企画部TQC推進室課長、
1988年人事部研修室課長
1994年東電不動産管理株式会社へ出向(人事部次長)。
1997年東京電力を退職、東電不動産管理人事部副部長を経て、98年より現職。
社内の研修講師のほか、社団法人日本産業訓練協会など社外での講師を務め、月刊教育誌『LDノート』(株式会社キャリアクリエイツ)などの執筆でも活躍中。