水江 泰資 著
ISBN:978-4-905234-03-6 A5判/142頁
発行年:2013/4/18
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ロジカルシンキングの基礎について、これから社会人になる学生から部下の評価面談に悩むミドルまで、さまざまな人たちが学びやすいように、幅広い具体例を交えてわかりやすく解説。「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」からなる『社会人基礎力』の基本は論理的に考えることであり、ロジカル思考を学ぶことで、一歩踏み出す力が身につく。
前に踏み出すためのロジカル思考
はじめに
第1章 ロジカル思考で行動が広がる
1 「すべてが自分のせい」から抜け出す
(1)うまくいかなかったのは、すべてが自分のせい?
(2)自己肯定感を取り戻そう
2 「人間関係が苦手」を克服する
(1)人に伝わる喜び、伝わらない悲しさ
(2)わかったことの喜びと楽しさ
(3)コミュニケーションがうまくとれた瞬間
3 ロジカル思考は主体的な行動の原動力
(1)コミュニケーションツールとしてのロジカル思考
(2)主体的に生きるためのプロセス
第2章 ロジカル思考を阻むもの
1 考え方にはクセがある
(1)不快の状態では思考停止
(2)脳は習熟に時間が必要(閾値の存在)
(3)自己保存のために「統一・一貫性」を好む
(4)空白を埋めようとする
(5)一つのことにしか意識が向かない(焦点化)
(6)断定したがる
2 考え方のクセを克服する方法
(1)演じるという考え方を持つ
(2)サンマ(三つの間)を意識する
(3)初期設定を意識する
第3章 ロジカル思考を身につける
1 まず書き出して「見える化」する
2 「ひとりで」考えを深める
3 相手の話を理解する(聞き上手になる)
(1)知っておきたいコミュニケーションの原則
(2)言葉以外のコミュニケーション
(3)モノゴトを分けて聞く
(4)よい質問がよい人生を切り拓く
(5)「開いた質問」と「閉じた質問」を使い分ける
4 相手に話を伝える(話し上手になる)
(1)話す前に、まず考えよう
(2)わかりやすい話の基本構成「S―D―S'」
(3)前向きな姿勢・思考への導き
5 「みんなで」答えを創造する(フィードバックと振り返り)
(1)よいフィードバックをもらうには
(2)なんで、こうなるの?
【コラム】 3つの「きく」(聞く、聴く、訊く)
はふはふの法則①
はふはふの法則②
第4章 効果的なフィードバックと振り返り
1 フィードバックと振り返り
(1)フィードバック
(2)振り返り
(3)他者からの情報が学習効果を高め、行動変革をうながす
2 振り返りで行動をマネジメントする
(1)振り返りはマネジメントの質を高める
(2)PDCAサイクル
(3)どんなチェックが必要なのか
3 フィードバックの重要性とポイント
(1)フィードバックの三つの目的
(2)フィードバックの三つの原則
(3)フィードバックで気をつけること
4 面談時に大切なこと
(1)面談の基本三原則
(2)面談に必要な四つのスキル
5 評価者が陥りやすい傾向とその対策
(1)陥りやすいおもな傾向
(2)陥りやすい傾向を回避するためのおもな対策
6 面談の実際
(1)面談の目的を確認する
(2)面談の基本原則を踏まえる
(3)必須スキル① 質問
(4)必須スキル② 説明
(5)必須スキル③ ほめる・しかる
(6)面談の準備
(7)面談の手順
あとがき
水江 泰資(みずえ ひろよし)
株式会社キャリア創研 ディレクター・研修講師
大阪経済大学講師
略歴:1992年、社団法人日本能率協会に入職。大型展示会・シンポジウムの企画運営に従事。2001年、九州地域事業部へ異動し、展示会に加え、教育事業(公開型および企業の個別支援)まで大幅に展開。以上の実績を踏まえ、2010年、株式会社キャリア創研へ入社。講師派遣業を主軸としながら、顧客の指名により自らも講師出講する。得意分野:階層別研修、ロジカル・コミュニケーション(論理思考)研修、ファシリテーション研修など。高校生や大学生の就活支援セミナーも実施中。
活動領域:社会活動として、NPO法人日本ファシリテーション協会に参加。関西支部副支部長を歴任。現在、大阪経済大学にて講師出講中(テーマ:ロジカルシンキング講座、ロジカルコミュニケーション講座、ファシリテーション講座)。
著書:『学生のためのファシリテーション入門』あしざき書房